今回はVBAの基本的な文法、オブジェクト・プロパティ、メソッドについてお話していきます。
日本語とはちょっと違うので最初は戸惑うかと思いますが、慣れれば簡単です。
それでは気楽にいきましょう!
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オブジェクトとは?
まずはオブジェクトについて解説します。
VBAでは様々な操作を行うわけですが、この操作の対象となるものをオブジェクトといいます。
「~に対して行う」の「~」の部分ですね。
オブジェクトには様々な種類があり、例えばエクセルシート、シートのセル、シート内に設置したグラフや図などがそれに当たります。
プロパティとは?
プロパティはオブジェクトの性質を表し、オブジェクトによって異なります。
例えばエクセルシートのセルにはValue(値)、Name(セルの名前)、Row(行番号)、Column(列番号)などがあります。
またエクセルシート自体にはName(シートの名前)、Visible(シートが見えているかどうか)などがあります。
ちょっとわかりづらいかもしれませんね。具体例に見て行きましょう。
セルのプロパティ
まずはセルのプロパティから説明します。
「A1セル」をVBAではRange(”A1″)と書きます。これは決まりなので覚えて下さい。
「なんでこう書くんだ!納得できない!」と言う人は「1+1はなんで2なんだ!納得できない!」と言ってるのとほぼ同じです(笑)。
プロパティの具体的な使い方ですが、
こんな感じで使います。これはどういう意味かわかりますか?
「Value」は文字通り「値」です。ピリオドは「の」と読んで下さい。場合により「が」「を」と読みます。それで結構意味は通じます。難しく考えないで下さいね。
訳すと…「A1セルの値」となります。
次にプロパティの値を設定してみます。
例えば「A1セルに1を入れる」というのを…
このように書くことができます。
またこの文は場合により「A1セルの値は1である」とも読むことができます。
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エクセルシートのプロパティ
エクセルシートのプロパティは
このような感じで使います。
名前が「決算」のエクセルシートはWorksheets(“決算”)と書くことができます。
「Visible」は英語で「目に見える」という意味。つまり「決算という名前のエクセルシートが表示されている。」となります。
メソッドとは?
次にメソッドについてお話していきます。メソッドは一言で言えば「命令」とか「行動」と思って下さい。
例えば「A1セルを選びなさい。」「A1セルを削除しなさい。」といった場合、後半部分の「選びなさい」、「削除しなさい」という部分がメソッドに当たります。
ちなみに上の文章は
Range(“A1”).Delete A1セルを削除しなさい
と書くことができます。Select、Deleteの部分がメソッドになります。
それではオブジェクト、プロパティは、メソッドについては以上とさせて頂きます。お疲れ様でした。
次回はオブジェクトの階層についてお話します。